PET検査とCTやMRIとに違い
PET検査はCTやMRIと比べられますがちょっと違っています。
CTの検査ではX線を体の外側から照射して断層像を撮影する検査ですが、MRIは磁気を使って体の断層を撮影する検査です。それではPET検査がどのような仕組みになっているかを説明しましょう。
PET検査を端的に表すと、陽電子を放出する放射性同位元素で標識された薬剤を被検者に投与し、その分布をPETカメラを用いていろいろな角度から全身の断面の写真を撮影することで脳・心臓など臓器の局所機能を画像に描出し病巣をさがしたり、体の機能を調べたりして病気を診断する検査法です。
PET検査先進国のアメリカには「PET First」という言葉があり、PET検査は癌診断のファースト・ステップに位置づけられていようです。
従来だとCTやMRIなどで癌の疑いが判明したときなどでは、それだけでは腫瘍の良性・悪性の鑑別が難しかたので内視鏡検査や試験開腹といった検査も同時に行われてきました。しかし、これでは患者さんの肉体的負担が大きく経済的負担も大きくなります。いかにしてそれらの負担を無くすかが課題となっていました。
PET検査では腫瘍の良性と悪性の鑑別を得意としているのが特徴です。そのPET検査方法が登場してからは、最初にPET検査を行い診断してPET検査で異常があると判断した場合に、次の検査に進むようにしています。PET検査で異常が見られなかった場合は、検査をそこでストップするか、経過観察をするという流れを取っています。
PET検査で簡単に手軽になった部分、早期発見ができ、診断も素早くできるので安心感が深まりますね。
PET検査が癌診断のファースト・ステップに位置づけられていように、気軽に手軽に使用されて、病気によって次の治療のステップの一段階目として、何時でもどこでもPET検査が受けられると良いですね。
